めかぶには、ともて健康や美容にいい効能がたくさんあります。
かといって、低カロリーで、栄養価が高いから、大量に食べても大丈夫なんでしょうか?
この記事では、めかぶの特色と注意する点を書いていきますね。
スポンサーリンク目次
めかぶって、そもそも何?
めかぶは、わかめの根元部分の事です。
胞子を作る等生殖に関係する細胞が集まっているところになります。
わかめは、食用とされてきましたが、以前は、めかぶは、捨てられる事が多くて、食べられるようになったのは、20世紀を過ぎたあたりからです。
3、4月が旬で、ヨウ素、アルギン酸、フコイダン、フコキサンチン、葉酸、カルシウム、EPA、鉄分、マグルシウム、ナイアシンなどをたくさん含んでいます。
生以外でも湯通ししたものや乾燥させたものも売られています。
納豆や、山芋の擦りおろしなどのネバネバした食べ物と一緒に食べると栄養価が高く食べ易いですね。
梅や苔などと一緒に食べてもとても美味しいです。
アルギン酸は、熱に弱いと言われていますが、生のめかぶを加熱しても、栄養価がそこまで、変わらないのがいいですよね。
めかぶの効果
免疫力が向上する
めかぶに含有されるフコイダンがリンパ球を活性化して、アルギン酸が老廃物の排出を促したり、免疫力の増加に効果が期待できます。
生活習慣病の予防
アルギン酸は、食物繊維で、胃腸で消化されないで、カラダの外へ排出されていきますが、この時、コレステロールを吸着する働きがあります。
これによって、コレステロールの吸収を防ぎ、生活習慣病を予防する効果があると言われています。
高血圧を改善する
めかぶの中のアルギン酸には、カリウムと一緒になったアルギン酸カリウムがあります。
アルギン酸カリウムは、胃酸によりカリウムとアルギン酸に別れた後、腸内でカリウムがナトリウムと結合して、カラダの外へ排出します。
これによって、過度なナトリウムが抑制される事になり、高血圧を予防する効果が期待出来ます。
体臭・口臭改善効果
フコイダン、アルギン酸には、アンモニアを取り込んで、カラダの外へ排出し、肝機能も高めます。
これによって、体臭の原因物質が減少すると同時にカラダに吸収されるのを防ぎます。
さらに、アルギン酸には、唾液の分泌量を増やして、口内細菌の繁殖を防ぎ、口臭の予防にも効果があると言われています。
がん抑制効果
フコイダンには、がん細胞に、アポトーシス作用があります。
アポトーシス作用とは、外部からの侵入によって、細胞自身が死ぬ作用の事を指し、通常の細胞でも見られる新陳代謝の機能です。
甲状腺ホルモンの原料でもあるヨウ素は、乳ガンを抑制する働きがあると言われています。
胃粘膜を保護する
フコイダンの働きによって、胃の炎症を抑制して、粘膜を保護する事で、胃潰瘍や逆流性食道炎の症状に対処します。
あと、ピロリ菌が胃壁に付くのを防止し、除去する作用もあります。
糖尿病の予防
フコイダンとアルギン酸は、糖質や脂質を吸着して、腸管からの吸収を抑制する働きがあります。
これによって、血糖値の上昇が緩やかになるので、血糖値が高い人には、オススメです。
痛風の予防
フコイダンには、尿をアルカリ性に変える為に、尿酸が尿に溶け出し易くなり、排出が楽になるので、尿酸値も下げる働きがあります。
これによって、痛風予防に有効と言われています。
育毛効果
フコイダンにより、毛母細胞を活性化され、髪が丈夫になって、育毛も促進されます。
アルギン酸がキューティクルを補完して、頭皮の血行を促すので、髪の質も高まる効果があると言われています。
白髪対策にもオススメ出来ます。
美肌・ダイエット効果
ネバネバに含まれる、ビタミンB2やヒアルロン酸ムコ多糖体が肌の潤いを保持して、肌荒れを予防します。
便秘が解消して、コレステロールの吸収、血糖値の低下がダイエットにも非常に効果的と言われています。
便秘を改善する
フコイダンとアルギン酸は、水溶性食物繊維が含有されます。
これらは、腸の蠕動運動を促進し、不要なものを吸着するので、便秘解消にもなると言われています。
抗アレルギー、抗ウイルス作用
フコイダンの作用は、色々あります。
アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー疾患、ウイルスに対する抵抗力などがあります。
毎日、食べるだけで健康になりそうな気がしてきますよね!
スポンサーリンク食べ過ぎは、危険です!
下痢を起こす
めかぶの有効成分でもある食物繊維は、過剰摂取をすると、お腹が緩くなる事があります。
水溶性の食物繊維は、過敏性腸症候群の人で、便秘がちな人や下痢がちな人にもとても有効です。
ただ、摂り過ぎには、十分に注意した方がいいでしょう。
甲状腺機能低下症
めかぶの過剰摂取は、甲状腺ホルモンの原料でもあるヨウ素を過度に摂取する事になります。
甲状腺機能の低下が見られるので、バセドウ病のような症状が出るケースがあります。
皮膚の乾燥や浮腫み、寒がりになる、体重が増える、無気力などが出てきたら、注意が必要でしょう。
人間が一日に最低限摂取した方がいいヨウ素は、0.15mgと言われています。
めかぶは、1パック(50g)に、ヨウ素が0.195mgが含有されています。
つまり、1日1パックのめかぶを食べれば、最低限のヨウ素を摂取した事になります。
平均的な日本人が1日に摂取しても大丈夫なヨウ素は3mgまでと言われています。
そうすると、めかぶを15パック位まで、問題ないという事になりますが、ヨウ素は、昆布やわかめ、ヒジキ、スポーツドリンクなどにも含有されているので、これらの合計で、考えるないといけません。
妊娠中もヨウ素が足りなくなると、赤ちゃんに悪影響が出ますが、過剰摂取も良くないです。
妊娠中の摂取量の上限は、2.2mgなので、通常よりもちょっとだけ少ないぐらいがいいでしょう。
まとめ
どうでしたか?
めかぶは、ホントに健康的でいいですね。
自分は、鼻炎や喘息があるので、最近では、毎日、めかずをコンビニで買って、食べてますね(笑)
秋冬だけ、風邪やインフルエンザ予防の為に食べるのもいいかもしれないですね(^o^)